田んぼといろいろ

水曜日の出張買取は、こんなすがすがしい場所でした。
詩集や演劇の本をお譲りいただきました。


堀切を過ぎて常磐道に入ると、がんがんとばす「ガス」「毒」表示のある巨大な車に前後左右をはさまれて、
一気に男くさい世界に。
十数年前のマイルドセブンの広告があたまに浮かびました。


線路わきのでっかいポスターで、襟足の清々しい鉢巻きにふんどしの男性が、
マイルドセブンを片手に顔だけ右を向いている後ろ姿の写真でした。
私は毎日中央線の窓からみていたのですが、あれは良いポスターでした。バチっときまっていた。


それで今思い出しましたが、当時は毎日何時間も石膏像と向き合っていまして、
半身像のマルスは、木村拓哉にそっくりだなあと思っていました。顔型やくちもとがすごく似ているのです。
つるりとしたきれいな顔で、でこぼこしたブルータスやモリエールより描きにくいのですが、
そう思いながらだと、とっつきやすい気がしました。


それでまた思い出したのが、新宿の景色です。
夜遅く帰宅するときに、わざわざ各駅停車の総武線に乗ります。だれもいないので、窓を全開にして横座りになります。
そうすると、途中同じ向きの快速電車とぐぐーっと線路が近づく箇所があって、非常にスリリングなのです。
そこを過ぎると、中野あたりの真っ暗な住宅街のなかから、そびえたつ新宿西口ビル群が急に姿をあらわします。
とてもドラマティックです。
それが毎日たのしみでした。窓から身をのりだしすぎて、車内放送で怒られたこともありました。
いまも、同じなのでしょうか。変わったのでしょうか。たしかめてみようかな。


〜*〜*〜*〜*新入荷の一部ご案内です。〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


パリの版画工房 F・ムルロ カバー 1981 求龍堂
エンジェリック・カンバセーション THE ANGELIC CONVERSATION 映画パンフ デレク・ジャーマン ハードカバー デレク・ジャーマンのインタビュー14頁 自身による解説3頁ほか 1986 アップリンク 質問舎
ピエール・エ・ジル写真集 Pierre et Gilles ピエール・エ・ジル 1994 トレヴィル
DAVID LACHAPELLE デビッド・ラシャペル写真集 デビッド・ラシャペル 2001 PHOTOLOGY
ユニコーン わたしの知っているユニコーンたち ロバート・ヴァヴラ カバー少痛 1984 サンリオ
スキン全記録 SKIN#6 PAPERBACK 飴屋法水 大橋二郎 帯 1991 演劇ぶっく
Kids 「キッズ」シナリオ&スチール写真集 ラリー・クラーク Faber & Faber
アラキグラフ 幻の過激誌 荒木経惟 カバー帯 1996 光文社
アトリエの画家たち 南川三治郎 カバー端スレ 1983 朝日新聞社
クリフォード・コフィン写真展 Clifford Coffin photographs from Vogue 1945-1955 クリフォード・コフィン 1999 アプトインターナショナル 日本経済新聞社
BRANDED YOUTH and other Stories ブルース・ウェーバー写真集 Bruce Weber 地にサインペンでマーク 他良し。 BULFINCH
Hollywood Cowboy Paul Jasmin カバー 2002 Arena
Pictures. ロバート・メイプルソープ写真集 Robert Mapplethorpe カバー カバー前袖に折れあと 1999 ARENA
アールヴィヴァン 23号 特集・横尾忠則ノート・ブック 横尾忠則 1987 西武美術館
横尾少年 大満足特集号・横尾忠則昭和少年時代 横尾忠則 カバー帯 1994 角川書店
TOKYO未来世紀 篠山紀信 カバー 1992 小学館
プリンツ21 特集・細江英公 細江英公  1993 悠思社
Drawings by Karen Kiliminik Karen Kiliminik 1997 Edition Patrick Frey Kunsthalle Lurich
手塚治虫展 過去と未来のイメージ 手塚治虫 1995 朝日新聞社
サンダーバード・スーパーガイド カバー帯 1991 白夜書房
別冊太陽 子どもの昭和史・手塚治虫マンガ大全 初期作品から絶筆まで手塚マンガのすべてがわかる 米沢嘉博 1997 平凡社
別冊太陽 少年マンガの世界2 子どもの昭和史(昭和35年−64年) 米沢嘉博 1996 平凡社
手塚治虫 漫画40年 手塚治虫 カバー 1984 秋田書店
ボタニカルアートの世界 植物画の楽しみ 1987 朝日新聞社
愉快な鐵工所 復刻版 大城のぼる 函 帯 2005 小学館